自分のアプリや自動化の仕組みに、ElevenLabs(イレブンラボ)の声を組み込みたいと考えて、API を調べている方も多いでしょう。
APIって使った分だけ請求されるんでしょ?いくらかかるのか、どのプランなら足りるのか分からなくて……。
ElevenLabsのAPIは無料プランでも毎月1万文字まで試せて、日本語の読み上げなら1分あたり約2〜5円が目安です。公開する音声に使うなら Starter からですよ。
API は、プランの量を使い切ると止まる仕組みです。新しく契約するなら、前払いの残高を入れない限り、後から高額な請求は来ません。
プランごとに使える量と単価、APIキーの作り方、使うときの注意点を公式の情報でまとめました。
\11月1日まで、Starterプランが初月$1!/
- ElevenLabsのAPIでできることと、課金の数え方
- プランごとに毎月使える量と、日本語の音声1分あたりの費用
- APIキーの作り方と、読み上げを試すまでの3つの手順
- 同時に送れる数や文字数など、使うときの注意点
ElevenLabsのAPIでできること
APIだと、画面でできることが全部できるの?
画面の主な機能は、APIからも使えます。読み上げだけでなく、文字起こしや効果音、音声エージェントも動かせますよ。
ElevenLabsのAPIは、画面で使える主な機能をプログラムから呼び出せる仕組みです。課金の数え方は機能ごとに違い、読み上げは文字数、文字起こしや声の変換は音声の長さで数えます。
| 機能 | できること | 数え方 |
|---|---|---|
| テキスト読み上げ | 文章を音声にする | 文字数 |
| 対話の生成 | 複数の話者の会話を1つの音声にする | 文字数 |
| 文字起こし | 音声を文字にする(リアルタイムも可) | 音声の長さ(時間) |
| 声の変換 | 録音を別の声に変える | 音声の長さ(分) |
| ノイズ除去 | 雑音を消して声だけにする | 音声の長さ(分) |
| 吹き替え | 動画の音声を別の言語にする | 元の音声の長さ(分) |
| 効果音 | 説明文から効果音を作る | 生成ごと |
| 音楽 | 説明文から曲を作る | 生成ごと |
| 字幕のタイミング合わせ | 音声と原稿の時刻をそろえる | 音声の長さ |
| 声の作成 | 声をデザインする・自分の声を複製する | ― |
| 音声エージェント | 電話やアプリで会話するAIを動かす | 会話の長さ(分) |
※自分の声の複製(インスタントボイスクローン)は、Starter 以上で使えます。
出典:ElevenAPI 料金|ElevenLabs
読み上げと文字起こしは、結果を少しずつ受け取るストリーミングにも対応しています。アプリの中で、音声が届くまでの待ち時間を短くしたいときに便利です。
公式の SDK(プログラムから使うための部品集)は、Python と JavaScript(TypeScript)向けが用意されています。
自分の用途がどの機能にあたるかを決めておくと、費用の見積もりがしやすくなりますよ。
\11月1日まで、Starterプランが初月$1!/
ElevenLabsのAPIの単価と毎月使える量


結局、毎月どのくらい使えて、いくらかかるの?
プランごとに使える量が決まっていて、日本語なら Starter で約200分です。
ElevenLabsのAPIの利用料金は、文字数や時間ごとのドルの単価で決まります。月額のプランには、その単価で使える分が毎月含まれ、超えた分は前払いの残高から引かれます。
プランごとに毎月使える量
API で毎月使える量は、プランによって決まります。読み上げのモデル v4 で使うと、無料プランは1万文字で、日本語なら約27分の音声を作れます。
| プラン | 月額 | v4 で使える文字数 | 日本語の目安 | 同時に送れる数 | 商用利用 |
|---|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | 1万 | 約27分 | 2 | ✕ |
| Starter | $6 (約948円) | 7.5万 | 約200分 | 3 | ○ |
| Creator | $22 (約3,476円) | 27.5万 | 約735分 | 5 | ○ |
| Pro | $99 (約15,642円) | 123.8万 | 約3,310分 | 10 | ○ |
※日本語の目安は、1分あたり約374文字で計算しました。v4 Turbo なら文字数は2倍です。同時に送れる数は Multilingual v2 の値です。
出典:ElevenAPI 料金|ElevenLabs
- 試すだけなら、まずは無料プランで十分でしょう。
- 作った音声を公開するなら、商用利用できる有料プランが必要です。
- 量産する、同時の処理が多いなら、Creator 以上を選ぶと安心です。
なお、Starter の画面のクレジットは3万ですが、API は画面より単価が低く設定されているため、v4 なら7.5万文字使えます。その月の分をすべて API に使った場合の量です。
画面と API の両方で使うなら、画面で使った分だけ API で使える量も減ります。どちらに多く使うかを先に決めておくと、プランを選びやすくなりますよ。




1,000文字あたりの単価と日本語1分の目安
読み上げの単価は、1,000文字あたり $0.04 か $0.08 の2段階に分かれます。日本語の音声1分に直すと、高品質の v4 で約5円、速さを重視した v4 Turbo なら約2円です。
| モデル・機能 | 単価 | 1分あたり | 1時間あたり | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
| v4・v3 Multilingual v2 (読み上げ) | 1,000文字あたり $0.08 (約13円) | 約5円 | 約284円 | ナレーション 感情の表現 |
| v4 Turbo Flash (読み上げ) | 1,000文字あたり $0.04 (約6円) | 約2円 | 約142円 | 会話 大量の生成 |
| Scribe v2 (文字起こし) | 1時間あたり $0.22 (約35円) | 約0.6円 | 約35円 | 録音の文字起こし |
| Realtime v1 Mini・Max (会話) | 1分あたり $0.08 (約13円) +AIの使用料 | 約13円〜 | 約758円〜 | 音声で会話する アプリ |
※読み上げは、日本語1分を約374文字で計算しました。文字起こしと会話は、音声1分・1時間あたりの費用です。会話は、別に AI(LLM)の使用料がかかります。
出典:ElevenAPI 料金|ElevenLabs
1本3分のナレーションを v4 で毎月30本作ると、約3.4万文字です。Starter の7.5万文字に収まるので、支払いは月額の$6のまま変わりません。
v4 Turbo なら同じ月額で約2倍の文字数を使えるため、Starter なら15万文字まで使えます。
実際に API で日本語99文字の文を送ってみると、v4 は99文字、v4 Turbo は50文字として数えられました。
公式の表にある「~75分」などの分数は、1,000文字を約1分とした目安です。日本語は1分あたり約374文字なので、同じ文字数でも長い音声を作れます。


使い切ったあとの扱い
プランの分を使い切ると、前払いの残高があればそこから引かれ、残高がなければ API は止まります。新しく契約した人は、後から超過分を払う従量課金を使えません。
使える分が足りないときには、API から 402 のエラーが返ってきます。
- APIキーごとに、使える量(クレジット)の上限を決める
- 前払いの自動チャージをオフにしておく
- 残高が0になれば止まることを前提に、必要な分だけを入れる
\11月1日まで、Starterプランが初月$1!/
ElevenLabsのAPIを使い始める手順


プログラムに詳しくなくても始められる?
キーを作って、声を選んで、送るだけの3手順です。
ElevenLabsのAPIは、無料プランのままでも、次の3つの手順で読み上げを試せます。
- APIキーを作る
- 使う声のIDを選ぶ
- 読み上げのリクエストを送る
プログラムを書く前に、アカウントを作ってログインしておくとスムーズです。
1. APIキーを作る


APIキーは、ログイン後の「デベロッパー」→「APIキー」の画面にある「キーを作成」から作ります。無料プランでもキーは作れるので、まずは1つ作ってみてください。
キーを作るときは、次のような制限をかけておくと安心です。
- 使えるAPIの範囲(読み上げだけ、など)
- 使える量(クレジット)の上限
- 使えるIPアドレス
- 有効期限(15分〜30日。初期の設定は期限なし)
作ったキーは、画面に表示されたときにコピーして、パスワードの管理ツールなどに保存しておきます。
試すだけなら、使えるAPIを読み上げに絞り、上限を小さくしたキーを作るのがおすすめです。プログラムの誤りで大量に送っても、上限のところで止まります。
2. 使う声のIDを選ぶ


API では、声を「voice ID」という文字列で指定します。ライブラリの声や自分で作った声も ID で選べますが、無料プランでは、ボイスライブラリの声を API から使えません。
無料プランのうちは、最初からある声で試してください。ID は「ボイス」→「自分の音声」で、声の右の「︙」から「声のIDをコピー」を選ぶと取り出せます。
日本語に合う声の探し方は、ElevenLabsの日本語対応の記事で紹介しています。


3. 読み上げのリクエストを送る
Python なら、公式の SDK を入れて数行で読み上げを試せます。キーは、同じフォルダの .env というファイルに「ELEVENLABS_API_KEY=作ったキー」と書いて保存し、読み込ませる形です。
pip install elevenlabs python-dotenv
from elevenlabs.client import ElevenLabs
from dotenv import load_dotenv
import os
load_dotenv()
client = ElevenLabs(api_key=os.getenv("ELEVENLABS_API_KEY"))
audio = client.text_to_speech.convert(
text="こんにちは。ElevenLabsのAPIで読み上げています。",
voice_id="JBFqnCBsd6RMkjVDRZzb",
model_id="eleven_v4",
)
with open("hello.mp3", "wb") as f:
for chunk in audio:
f.write(chunk)
実行すると、同じフォルダに hello.mp3 ができます。例の voice_id は、公式のクイックスタートで使われている「George」という声です。
JavaScript(TypeScript)の SDK もあり、使い方は公式のクイックスタートで確かめられます。


Claude Code などのコーディングエージェントを使うなら、APIキーの画面の「プロンプトをコピー」から指示を貼るだけで準備が進みます。ブラウザで認可するとキーが .env に保存され、チャットにキーが表示されることもありません。
\11月1日まで、Starterプランが初月$1!/
ElevenLabsのAPIを使うときの注意点


動かしてみたらエラーが出た……。何が原因なんだろう?
つまずきやすいのは、同時に送る数・1回の文字数・キーの扱いの3つです。
ElevenLabsのAPIでつまずきやすい点を、対策と合わせて3つご紹介します。エラーの原因は、返ってくるメッセージの type や code という項目を見れば確かめられます。
同時に送りすぎると429で止まる
ElevenLabsのAPIは、同時に処理できるリクエストの数がプランごとに決まっています。上限を超えると、429 のエラー(concurrent_limit_exceeded)が返ります。
このエラーが出たら、処理中のリクエストが終わるのを待ってから次を送りましょう。たくさんの原稿をまとめて読ませるときは、同時に送らず、1件ずつ順番に送るのが安全です。
短い時間に送る回数が多すぎるときも、同じ429が返ります。
長い原稿は1回で送れない
1回のリクエストで送れる文字数は、モデルごとに上限があります。v3 は5,000文字、v4 と Multilingual v2 は1万文字、Flash v2.5 は4万文字までです。
長い原稿は、段落などの区切りで分けて送りましょう。段落ごとに分けておくと、読み直したい箇所だけを作り直せるので、文字数の節約にもなります。
分けた音声は、音声や動画の編集ソフトで1つのファイルにつなげます。
APIキーが漏れると他人に使われる
APIキーが漏れると、他人にあなたのプランの利用分を使われてしまいます。キーはブラウザやアプリのコードに書かず、サーバー側の環境変数で読み込みましょう。
GitHub などに公開するファイルに書かないことも大切です。.env のファイルは、Git で管理しない設定(.gitignore)に入れておきます。
万一漏れたら、すぐにキーを削除して作り直してください。キーに上限や有効期限を付けておけば、被害も小さくできます。
\11月1日まで、Starterプランが初月$1!/
ElevenLabsのAPIに関するよくある疑問
API を使い始めると、モデルの選び方や会話向けの機能、資料の場所、音声の形式などが気になってくるかもしれません。
v3 のモデル、Realtime API、公式ドキュメント、output_format の4つの疑問に、順番にお答えします。どれも2026年10月24日時点の公式情報です。
ElevenLabsのAPIでv3は使える?
使えます。モデルIDに「eleven_v3」を指定すると、感情の表現が豊かな v3 で読み上げられます。
単価は v4 と同じ1,000文字あたり $0.08(約13円)です。ただし、1回に送れるのは5,000文字までで、v4 の半分なので注意が必要です。
新しく作るなら、上限の大きい v4 から試すのをおすすめします。v3 は、ドラマチックな話し方を試したいときの選択肢になります。
ElevenLabsのRealtime APIとは?
ElevenLabsの Realtime API は、人と音声で会話するための APIです。話しかけた声に、AI が声で答える仕組みを作れるのが特長。
料金は1分あたり $0.08(約13円)で、別に AI の使用料もかかります。OpenAI の Realtime API と互換があり、WebSocket(つないだまま通信する方式)を使います。
少しずつ受け取る読み上げや、リアルタイムの文字起こしとは別の機能です。
ElevenLabsのAPI docs(公式ドキュメント)はどこ?
公式ドキュメントは、ElevenLabs のドキュメント(クイックスタート)から読めます。日本語のページが用意されているので、英語が苦手でも安心です。
最初はクイックスタートを読み、機能ごとの細かい設定は API リファレンスで確かめるとよいでしょう。リファレンスには、項目ごとの初期値や選べる値がまとまっています。
ElevenLabsのAPIのoutput_formatは何を選べる?
output_format は、作る音声のファイル形式です。指定しなければ mp3_44100_128 で、MP3・44.1kHz・128kbps(1秒あたりのデータ量。大きいほど音がきれい)の設定です。
192kbps の MP3 は Creator 以上、圧縮しない 44.1kHz の WAV と PCM は Pro 以上で使えます。電話向けの μ-law(通話用に圧縮する形式)もあります。
\11月1日まで、Starterプランが初月$1!/
まとめ|ElevenLabsのAPIは1分数円から。まず月1万文字で試す
ElevenLabsのAPIは、無料プランでも毎月1万文字まで使えます。日本語の読み上げなら、1分あたり約2〜5円が目安です。
- API はドルの単価で決まり、v4 は1,000文字あたり$0.08(約13円)
- 無料は試すだけ。公開する音声には Starter 以上が必要
- 使い切ったら止まり、新しい契約なら後から超過分は請求されない
- キーには上限を付け、コードに直接書かない
まずは無料プランでキーを1つ作り、自分の原稿で読み上げを試してみるのがおすすめです。量や声の好みが分かってから、プランを決めても遅くありません。
公開する音声に使うと決まったら、商用利用できる Starter から始めましょう。
\11月1日まで、Starterプランが初月$1!/
