ElevenLabs(イレブンラボ)のAPIで使える量と費用|キーの作り方と1分あたりの目安

ElevenLabsのAPIで使える量と費用|アイキャッチ

自分のアプリや自動化の仕組みに、ElevenLabs(イレブンラボ)の声を組み込みたいと考えて、API を調べている方も多いでしょう。

緑(みどり)

APIって使った分だけ請求されるんでしょ?いくらかかるのか、どのプランなら足りるのか分からなくて……。

碧(あおい)

ElevenLabsのAPIは無料プランでも毎月1万文字まで試せて、日本語の読み上げなら1分あたり約2〜5円が目安です。公開する音声に使うなら Starter からですよ。

API は、プランの量を使い切ると止まる仕組みです。新しく契約するなら、前払いの残高を入れない限り、後から高額な請求は来ません。

プランごとに使える量と単価、APIキーの作り方、使うときの注意点を公式の情報でまとめました。

情報は、2026年10月24日に公式サイトで確認しました。日本円は1ドル=158円で計算した目安です。

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この記事で分かること
  • ElevenLabsのAPIでできることと、課金の数え方
  • プランごとに毎月使える量と、日本語の音声1分あたりの費用
  • APIキーの作り方と、読み上げを試すまでの3つの手順
  • 同時に送れる数や文字数など、使うときの注意点
目次

ElevenLabsのAPIでできること

緑(みどり)

APIだと、画面でできることが全部できるの?

碧(あおい)

画面の主な機能は、APIからも使えます。読み上げだけでなく、文字起こしや効果音、音声エージェントも動かせますよ。

ElevenLabsのAPIは、画面で使える主な機能をプログラムから呼び出せる仕組みです。課金の数え方は機能ごとに違い、読み上げは文字数、文字起こしや声の変換は音声の長さで数えます。

スクロールできます
機能できること数え方
テキスト読み上げ文章を音声にする文字数
対話の生成複数の話者の会話を1つの音声にする文字数
文字起こし音声を文字にする(リアルタイムも可)音声の長さ(時間)
声の変換録音を別の声に変える音声の長さ(分)
ノイズ除去雑音を消して声だけにする音声の長さ(分)
吹き替え動画の音声を別の言語にする元の音声の長さ(分)
効果音説明文から効果音を作る生成ごと
音楽説明文から曲を作る生成ごと
字幕のタイミング合わせ音声と原稿の時刻をそろえる音声の長さ
声の作成声をデザインする・自分の声を複製する―
音声エージェント電話やアプリで会話するAIを動かす会話の長さ(分)

※自分の声の複製(インスタントボイスクローン)は、Starter 以上で使えます。
出典:ElevenAPI 料金|ElevenLabs

読み上げと文字起こしは、結果を少しずつ受け取るストリーミングにも対応しています。アプリの中で、音声が届くまでの待ち時間を短くしたいときに便利です。

公式の SDK(プログラムから使うための部品集)は、Python と JavaScript(TypeScript)向けが用意されています。

自分の用途がどの機能にあたるかを決めておくと、費用の見積もりがしやすくなりますよ。

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ElevenLabsのAPIの単価と毎月使える量

ElevenLabsのAPIでv4を使ったときに毎月使える量。Free 1万文字(日本語約27分)、Starter 7.5万文字(約200分)、Creator 27.5万文字(約735分)、Pro 123.8万文字(約3,310分)
緑(みどり)

結局、毎月どのくらい使えて、いくらかかるの?

碧(あおい)

プランごとに使える量が決まっていて、日本語なら Starter で約200分です。

ElevenLabsのAPIの利用料金は、文字数や時間ごとのドルの単価で決まります。月額のプランには、その単価で使える分が毎月含まれ、超えた分は前払いの残高から引かれます。

プランごとに毎月使える量

API で毎月使える量は、プランによって決まります。読み上げのモデル v4 で使うと、無料プランは1万文字で、日本語なら約27分の音声を作れます。

スクロールできます
プラン月額v4 で使える文字数日本語の目安同時に送れる数商用利用
Free$01万約27分2✕
Starter$6
(約948円)
7.5万約200分3○
Creator$22
(約3,476円)
27.5万約735分5○
Pro$99
(約15,642円)
123.8万約3,310分10○

※日本語の目安は、1分あたり約374文字で計算しました。v4 Turbo なら文字数は2倍です。同時に送れる数は Multilingual v2 の値です。
出典:ElevenAPI 料金|ElevenLabs

用途ごとの目安
  • 試すだけなら、まずは無料プランで十分でしょう。
  • 作った音声を公開するなら、商用利用できる有料プランが必要です。
  • 量産する、同時の処理が多いなら、Creator 以上を選ぶと安心です。

なお、Starter の画面のクレジットは3万ですが、API は画面より単価が低く設定されているため、v4 なら7.5万文字使えます。その月の分をすべて API に使った場合の量です。

画面と API の両方で使うなら、画面で使った分だけ API で使える量も減ります。どちらに多く使うかを先に決めておくと、プランを選びやすくなりますよ。

1,000文字あたりの単価と日本語1分の目安

読み上げの単価は、1,000文字あたり $0.04 か $0.08 の2段階に分かれます。日本語の音声1分に直すと、高品質の v4 で約5円、速さを重視した v4 Turbo なら約2円です。

スクロールできます
モデル・機能単価1分あたり1時間あたり向いている用途
v4・v3
Multilingual v2
(読み上げ)
1,000文字あたり
$0.08
(約13円)
約5円約284円ナレーション
感情の表現
v4 Turbo
Flash
(読み上げ)
1,000文字あたり
$0.04
(約6円)
約2円約142円会話
大量の生成
Scribe v2
(文字起こし)
1時間あたり
$0.22
(約35円)
約0.6円約35円録音の文字起こし
Realtime v1
Mini・Max
(会話)
1分あたり
$0.08
(約13円)
+AIの使用料
約13円〜約758円〜音声で会話する
アプリ

※読み上げは、日本語1分を約374文字で計算しました。文字起こしと会話は、音声1分・1時間あたりの費用です。会話は、別に AI(LLM)の使用料がかかります。
出典:ElevenAPI 料金|ElevenLabs

1本3分のナレーションを v4 で毎月30本作ると、約3.4万文字です。Starter の7.5万文字に収まるので、支払いは月額の$6のまま変わりません。

v4 Turbo なら同じ月額で約2倍の文字数を使えるため、Starter なら15万文字まで使えます。

実際に API で日本語99文字の文を送ってみると、v4 は99文字、v4 Turbo は50文字として数えられました。

公式の表にある「~75分」などの分数は、1,000文字を約1分とした目安です。日本語は1分あたり約374文字なので、同じ文字数でも長い音声を作れます。

使い切ったあとの扱い

プランの分を使い切ると、前払いの残高があればそこから引かれ、残高がなければ API は止まります。新しく契約した人は、後から超過分を払う従量課金を使えません。

使える分が足りないときには、API から 402 のエラーが返ってきます。

使いすぎを防ぐ3つの対策
  • APIキーごとに、使える量(クレジット)の上限を決める
  • 前払いの自動チャージをオフにしておく
  • 残高が0になれば止まることを前提に、必要な分だけを入れる

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ElevenLabsのAPIを使い始める手順

ElevenLabsのAPIを使い始める3つの手順。APIキーを作る、使う声のIDを選ぶ、読み上げのリクエストを送る
緑(みどり)

プログラムに詳しくなくても始められる?

碧(あおい)

キーを作って、声を選んで、送るだけの3手順です。

ElevenLabsのAPIは、無料プランのままでも、次の3つの手順で読み上げを試せます。

  • APIキーを作る
  • 使う声のIDを選ぶ
  • 読み上げのリクエストを送る

プログラムを書く前に、アカウントを作ってログインしておくとスムーズです。

1. APIキーを作る

ElevenLabsのデベロッパーのAPIキーの画面で「キーを作成」を開いたところ。期限、使えるクレジットの上限、使えるAPI(エンドポイント)を決められる

APIキーは、ログイン後の「デベロッパー」→「APIキー」の画面にある「キーを作成」から作ります。無料プランでもキーは作れるので、まずは1つ作ってみてください。

キーを作るときは、次のような制限をかけておくと安心です。

キーに設定できる制限
  • 使えるAPIの範囲(読み上げだけ、など)
  • 使える量(クレジット)の上限
  • 使えるIPアドレス
  • 有効期限(15分〜30日。初期の設定は期限なし)

作ったキーは、画面に表示されたときにコピーして、パスワードの管理ツールなどに保存しておきます。

試すだけなら、使えるAPIを読み上げに絞り、上限を小さくしたキーを作るのがおすすめです。プログラムの誤りで大量に送っても、上限のところで止まります。

2. 使う声のIDを選ぶ

ElevenLabsのボイスの「自分の音声」の画面。声の行の「︙」から「声のIDをコピー」を選べる

API では、声を「voice ID」という文字列で指定します。ライブラリの声や自分で作った声も ID で選べますが、無料プランでは、ボイスライブラリの声を API から使えません。

無料プランのうちは、最初からある声で試してください。ID は「ボイス」→「自分の音声」で、声の右の「︙」から「声のIDをコピー」を選ぶと取り出せます。

日本語に合う声の探し方は、ElevenLabsの日本語対応の記事で紹介しています。

3. 読み上げのリクエストを送る

Python なら、公式の SDK を入れて数行で読み上げを試せます。キーは、同じフォルダの .env というファイルに「ELEVENLABS_API_KEY=作ったキー」と書いて保存し、読み込ませる形です。

pip install elevenlabs python-dotenv
from elevenlabs.client import ElevenLabs
from dotenv import load_dotenv
import os
load_dotenv()
client = ElevenLabs(api_key=os.getenv("ELEVENLABS_API_KEY"))
audio = client.text_to_speech.convert(
    text="こんにちは。ElevenLabsのAPIで読み上げています。",
    voice_id="JBFqnCBsd6RMkjVDRZzb",
    model_id="eleven_v4",
)
with open("hello.mp3", "wb") as f:
    for chunk in audio:
        f.write(chunk)

実行すると、同じフォルダに hello.mp3 ができます。例の voice_id は、公式のクイックスタートで使われている「George」という声です。

JavaScript(TypeScript)の SDK もあり、使い方は公式のクイックスタートで確かめられます。

ElevenLabsのデベロッパーのAPIキーの画面。「コーディングエージェントに設定を任せられます」の案内と「プロンプトをコピー」のボタン

Claude Code などのコーディングエージェントを使うなら、APIキーの画面の「プロンプトをコピー」から指示を貼るだけで準備が進みます。ブラウザで認可するとキーが .env に保存され、チャットにキーが表示されることもありません。

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ElevenLabsのAPIを使うときの注意点

ElevenLabsのAPIが止まる・漏れる3つの原因と対策。同時に送りすぎる(429)は順番に送る、長い原稿は段落の区切りで分ける、APIキーの漏れには上限と期限を付ける
緑(みどり)

動かしてみたらエラーが出た……。何が原因なんだろう?

碧(あおい)

つまずきやすいのは、同時に送る数・1回の文字数・キーの扱いの3つです。

ElevenLabsのAPIでつまずきやすい点を、対策と合わせて3つご紹介します。エラーの原因は、返ってくるメッセージの type や code という項目を見れば確かめられます。

同時に送りすぎると429で止まる

ElevenLabsのAPIは、同時に処理できるリクエストの数がプランごとに決まっています。上限を超えると、429 のエラー(concurrent_limit_exceeded)が返ります。

このエラーが出たら、処理中のリクエストが終わるのを待ってから次を送りましょう。たくさんの原稿をまとめて読ませるときは、同時に送らず、1件ずつ順番に送るのが安全です。

短い時間に送る回数が多すぎるときも、同じ429が返ります。

長い原稿は1回で送れない

1回のリクエストで送れる文字数は、モデルごとに上限があります。v3 は5,000文字、v4 と Multilingual v2 は1万文字、Flash v2.5 は4万文字までです。

長い原稿は、段落などの区切りで分けて送りましょう。段落ごとに分けておくと、読み直したい箇所だけを作り直せるので、文字数の節約にもなります。

分けた音声は、音声や動画の編集ソフトで1つのファイルにつなげます。

APIキーが漏れると他人に使われる

APIキーが漏れると、他人にあなたのプランの利用分を使われてしまいます。キーはブラウザやアプリのコードに書かず、サーバー側の環境変数で読み込みましょう。

GitHub などに公開するファイルに書かないことも大切です。.env のファイルは、Git で管理しない設定(.gitignore)に入れておきます。

万一漏れたら、すぐにキーを削除して作り直してください。キーに上限や有効期限を付けておけば、被害も小さくできます。

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ElevenLabsのAPIに関するよくある疑問

API を使い始めると、モデルの選び方や会話向けの機能、資料の場所、音声の形式などが気になってくるかもしれません。

v3 のモデル、Realtime API、公式ドキュメント、output_format の4つの疑問に、順番にお答えします。どれも2026年10月24日時点の公式情報です。

ElevenLabsのAPIでv3は使える?

使えます。モデルIDに「eleven_v3」を指定すると、感情の表現が豊かな v3 で読み上げられます。

単価は v4 と同じ1,000文字あたり $0.08(約13円)です。ただし、1回に送れるのは5,000文字までで、v4 の半分なので注意が必要です。

新しく作るなら、上限の大きい v4 から試すのをおすすめします。v3 は、ドラマチックな話し方を試したいときの選択肢になります。

ElevenLabsのRealtime APIとは?

ElevenLabsの Realtime API は、人と音声で会話するための APIです。話しかけた声に、AI が声で答える仕組みを作れるのが特長。

料金は1分あたり $0.08(約13円)で、別に AI の使用料もかかります。OpenAI の Realtime API と互換があり、WebSocket(つないだまま通信する方式)を使います。

少しずつ受け取る読み上げや、リアルタイムの文字起こしとは別の機能です。

ElevenLabsのAPI docs(公式ドキュメント)はどこ?

公式ドキュメントは、ElevenLabs のドキュメント(クイックスタート)から読めます。日本語のページが用意されているので、英語が苦手でも安心です。

最初はクイックスタートを読み、機能ごとの細かい設定は API リファレンスで確かめるとよいでしょう。リファレンスには、項目ごとの初期値や選べる値がまとまっています。

ElevenLabsのAPIのoutput_formatは何を選べる?

output_format は、作る音声のファイル形式です。指定しなければ mp3_44100_128 で、MP3・44.1kHz・128kbps(1秒あたりのデータ量。大きいほど音がきれい)の設定です。

192kbps の MP3 は Creator 以上、圧縮しない 44.1kHz の WAV と PCM は Pro 以上で使えます。電話向けの μ-law(通話用に圧縮する形式)もあります。

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まとめ|ElevenLabsのAPIは1分数円から。まず月1万文字で試す

ElevenLabsのAPIは、無料プランでも毎月1万文字まで使えます。日本語の読み上げなら、1分あたり約2〜5円が目安です。

この記事のポイント
  • API はドルの単価で決まり、v4 は1,000文字あたり$0.08(約13円)
  • 無料は試すだけ。公開する音声には Starter 以上が必要
  • 使い切ったら止まり、新しい契約なら後から超過分は請求されない
  • キーには上限を付け、コードに直接書かない

まずは無料プランでキーを1つ作り、自分の原稿で読み上げを試してみるのがおすすめです。量や声の好みが分かってから、プランを決めても遅くありません。

公開する音声に使うと決まったら、商用利用できる Starter から始めましょう。

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